パワーインテグリティーの問題を簡単に解決

今日の設計はますます高密度化、複雑化しつつあり、論理レベルのノイズのマージンも厳しくなった結果、高信頼性の動作のために極めて安定した電力供給が要求されることから、電源分配ネットワーク (PDN) の問題に影響を受けやすくなっています。PDNの問題をチェックせずに放置すると、EMIコンプライアンス認定の失敗、製品の市場投入の遅延、現場での断続的な故障を引き起こす恐れがあります。PDNの問題は、試作後の設計で検討するのではなく、IRドロップ、電流密度の問題、電圧降下のすべてを早期に、多くの場合は基板のレイアウト工程全体にわたって特定し、解決する方法が必要です。Altium Designerに内蔵されているKeysightのパワー·アナライザーを使用すると、基板の設計プロセスで発生するPDNの問題を統合設計環境で簡単に解決できます。今月は、Keysightのパワーインテグリティー専門家を招き、高度なトレーニングを受けていない技術者でも基板のパワーインテグリティーの問題を短時間で、高価なソフトウェアがなくても解析して解決できる方法について伺います。

今回のWebセミナーでは次の内容を扱います。

• パワー·アナライザーの簡単な紹介
• レイアウトの電流密度と電圧降下を解析する方法
• PCBエディターでパワー·アナライザーを統合設計プロセスの一部として有効に使用する方法
• パワー·アナライザーの解析結果に基づく電源分配の最適化