PCB設計ソフトウェアを比較するときに考慮すべき重要な機能

投稿日 六月 19, 2017
更新日 十一月 27, 2020

ショッピングモールで止まれの仕草をしている女性

 

 

私の知人はみんな、私が買い物が嫌いだということを知っています。これは研究室の機材やソフトウェアだけでなく、衣服や車についても同じです。かつて人生最悪の経験として、わたしはショッピングモールで正気を失い、友人たちを残してタクシーで帰る羽目になりました。あのときの体験を繰り返さないよう、今は買い物をするときにできる限り完璧に近い物を買い求めるようにしています。さて、ECADソフトウェアを探し求めるとき、自分が求める理想に最も近い製品を選ぶには、どのような機能とサポートに注目すればいいのでしょうか?

統合ツールチェーン

PCBの設計工程では、在庫、BOM、リビジョン、デザインを管理する必要があり、これらが変更されるごとに、ドキュメントや計画全体に波及します。買い物のようないらだたしい体験をしたければ、それぞれを別のプログラムとして行い、情報をExcel、電子メール、紙のドキュメントに分割して記録し、それでも足りない分は壁にメモを貼り付けておくこともできます。変更を行うたびに、これらのドキュメントをすべて調べ、更新が必要かどうかを見極める必要があります。これは、どう考えても快適な作業ではありません。

 

 

積み重ねられたメールと請求書

BOMやサプライチェーン管理などのツールをPCB設計ソフトウェアに統合すれば、ばらばらの場所に配置された紙と電子的なドキュメントを探し回る苦行から解放されます。

 

 

長い間、私は統合ツールチェーンがプログラミングに使用された例しか聞いたことがありませんでした。しかし統合ツールチェーンは、調達や設計データ管理の改良のため多くの部分で役立てることが可能です。ECADツールは明らかに、適切に設計されたツールチェーンによりワークフローを劇的に改良できる部分の1つです。

この統合が最も必要になるのは、部品表を管理するときです。多くのECADプログラムはBOMを生成してくれますが、CSVファイルが作成されて終わりです。別のフォーマットでエクスポートするには、拡張機能を買い求める必要があります。場合によっては出力ファイルの変換が可能ですが、このプロセスでは常にエラーに注意する必要があり、その結果として部品の製造と調達に関する問題が発生する恐れもあります。皆さんもこのような問題には経験があるでしょう。

サプライチェーンの統合

ベンダーや製造パートナーとの互換性は可能な限り高めたいものですが、自社で必要な部品をどうやって相手に伝えたらいいのでしょうか? 自社で保有している部品と、注文する必要がある部品とを把握していますか?  

認定済みサプライヤーや製造業者の部品、価格、在庫状況のデータベースを維持するのは、膨大な作業です。私の思うところでは、データベース管理は、買い物と並ぶ不快な作業です。理想的なのは、このような作業がECADソフトウェアで自動的に行われるか、少なくともそれを行える他のプログラムとシームレスに統合されることです。

 

キーボードに「コスト」というボタンがあります

ソフトウェアに本当の価値があるかどうか検討するとき、ライセンスとアドオンの総コストを常に考慮してください。
 

 

コストとサポート

一部の電子CADソフトウェアにはアドオンや強力な機能がありますが、使用するプラグインや新機能ごとに追加料金を支払う必要があります。必要なすべての機能を揃えると、予想を超えるコストが必要になる可能性があります。最終的な料金が予算を超過しないよう、ライセンス、アドオン、追加パッケージの総コストをあらかじめ検討してください。

また、一部のプログラムではサポートや、ユーザーコミュニティへのアクセスも別料金です。フリーミアムプログラムを使用する場合、Youtubeのチュートリアルのコメントを参照してソフトウェアを学習するしかないこともあります。訓練を受けたサポート要員に直接問い合わせる方が、面白くはないかもしれませんが、はるかに役に立ちます。

すぐに使用できるソリューション

購入のために十分な比較を行い、決定を下すとき、Altiumを検討してください。同社は長年にわたって複数のプログラムのツールチェーンにおける不満点を取り除くことに取り組んでおり、同社のライセンスにはすべての機能が含まれています。また、同社の提供するVaultには部品カタログサービスが含まれており、サプライチェーンの管理に使用できます。認定済みベンダーの在庫状況と価格をリアルタイムで参照できるため、実質的に自分用の店舗のように使用できます。

Vaultはリビジョン管理も行い、コンポーネントの定義、モデル、回路図も管理対象に含まれます。プロジェクト(または会社)の全員が同じ設計基準に従って作業するよう、作業環境のパラメーターを設定できます。

サポートへの問い合わせも簡単です。AltiumはAltium Liveの無料アカウントで、その名前の通りライブのサポートを行っています。また、同社のサイトではすべてのページに連絡先情報が記載されており、電話と電子メールでサポートを受けられます。さらに、サポートコミュニティとフォーラム、技術文書、FAQ、ビデオチュートリアルも用意されています。

また、Altiumは広範なトレーニングオプションも用意しています。ライブのトレーニングイベントに加えて、広範なビデオwebセミナーも提供されています。さらに、同社のWebサイトとドキュメントは英語、ロシア語、中国語、ドイツ語で利用可能で、日本語版も制作中です。ソフトウェアをインストールした後で、使い方が分らず当惑するような恐れはありません。

購入を決定された場合や、質問がある場合は、Altiumのエキスパートにお問い合わせください。

 
 
 
 
 
 
 

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