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    コンポーネントの選択を容易にするためのライブラリ検索機能

    Altium Designer
    |  December 14, 2018

    ピンセットに挟まれた青いIC

     

    コンポーネントは、基板を機能させるのに不可欠な要素です。コンポーネントライブラリには、利用可能なコンポーネントに関する全ての情報が1つの場所に含まれているため、コンポーネントライブラリを使うことで、簡単にコンポーネントを基板に追加し、シミュレーションおよびルールチェック機能でコンポーネント情報を使うことができます。他の設計ソフトウェアパッケージの多くでは、これらの機能を別のプログラムに分離しています。または、コンポーネントを検索し調達情報にアクセスするために外部のサードパーティー製ツールを使う必要があります。

    複数の独立したプログラムに頼るのでも、サードパーティーのサービスをワークフローに統合するのでもなく、設計およびコンポーネント選択ツールは1つの統合されたインターフェースに表示されるべきです。このようなツールを使えば、次の基板に必要なコンポーネントを簡単に検索および選択できる検索機能を使って広範なコンポーネントライブラリに簡単にアクセスできます。基板に必要な重要コンポーネントを検索するだけのために複数のプログラムを切り換える必要はありません。

    Altium Designerのコンポーネントライブラリはコンポーネント検索および選択機能を備えているため、必要なコンポーネントを見つけ、基板に追加し、コンポーネント調達情報を部品表に含めるのは簡単です。設計の全ての側面が1つのプログラムに統合されているため、異なる機能の間で設計データを簡単にやり取りできます。ルール駆動型の設計エンジンと一貫性のあるデータ形式は、他の設計プログラムでは避けられないエラーを防ぎ、設計のあらゆる側面を追跡するのに役立ちます。

     

    回路図へのコンポーネントの追加

    基板を作成するには、最初に回路図を作成する必要があります。統合設計プラットフォームで設計する場合、回路図とレイアウト図の同期が維持されるようにその設計ツールは作られています。レイアウト図での変更は回路図に反映されます(逆も同様です)。このように重要な設計ドキュメントが同期されるため、同じ設計変更を手作業で2度行う必要はありません。Altium Designerはこれらの作業を全て簡単にします。

    コンポーネント選択は、回路図に必要なコンポーネントを検索することから始めます。必要なコンポーネントが見つかると、それらのコンポーネントを回路図に追加し、接続作業を開始できます。作業を進めるうちに、使用しているデバイスには別のコンポーネントの方がよりよい選択肢であることに気付く場合があります。その場合、代わりのコンポーネントを見つける必要があります。ここで、代わりのコンポーネントを見つけ、レイアウト図と回路図に簡単に追加するのに、コンポーネント検索および選択機能が役立ちます。

    基板を製造に払い出す準備ができたら、基板の部品表を作成します。手作業でこれを行う必要はありません。コンポーネントのリストを標準化された部品表にコンパイルし、各コンポーネントの調達情報をコンパイルできます。販売業者のWebサイトを検索し手作業でこの情報を追加する必要はありません。代わりに、回路図とレイアウト図に表示されたコンポーネントに基づいて設計ソフトウェアがこの情報を自動的にインポートします。

    Altium Designerで開いた空の回路図にライブラリからコンポーネントを追加するのが次のステップです。外部の供給源から多数のコンポーネントライブラリをダウンロードした場合、コンポーネントにアクセスするにはそれらをインストールする必要があります。Altium Designerは画面の右側に[Libraries]タブを表示します。[Libraries…]ボタンをクリックするとインストール済みのライブラリが表示され、コンポーネントライブラリを追加できます。

    [Libraries…]ボタンをクリックすると、以下のようなウィンドウが表示されます。複数のライブラリをインストールした後に、別のライブラリをプログラムに追加する必要がある場合、[Install…]ボタンをクリックすると、ハードディスク内を検索しAltium Designerに追加するライブラリを指定できます。1つのウィンドウから複数のライブラリを追加できることに注意します。

     

    Altium Designerで提供しているライブラリビューワーのスクリーンショット

    Altium Designerで提供しているライブラリビューワー

     

    作業を進め、「Freescale Microcontroller 32-Bit ARM.IntLib」ライブラリをハードディスクから追加しました。Altium Designerが処理を終了すると、リストの下部にこのライブラリが表示されます。ここでメインインターフェースに戻り、このライブラリから回路図にコンポーネントを追加することができます。

    [Libraries] パネルの上部のドロップダウンリストをクリックすると、インストール済みのコンポーネントライブラリの長いリストが表示されます。このリストはアルファベット順に表示されるため、簡単にスクロールして「Freescale Microcontroller 32-Bit ARM」ライブラリを見つけることができます。このライブラリをクリックすると、合計64の部品が含まれていることが分ります。

     

    Altium Designerでの手作業による部品の検索

    Altium Designerでの手作業による部品の検索

     

    使用するライブラリを選択すると、[Libraries]パネル上部の利用可能部品のリストをスクロールできます。ここでは「MAC7121MAG40」マイクロコントローラーを選択しました。[Libraries]パネルの右上隅の[Place]ボタンをクリックすると、各部品を回路図に配置できます。これで、回路図内の各シンボルの配線を開始する準備ができました。

     

    MAC7121MAG40マイクロコントローラーをAltium Designerの回路図に追加

    MAC7121MAG40マイクロコントローラーを回路図に追加

     

    コンポーネントの検索

    使用すべきコンポーネントライブラリや、必要な部品を含むライブラリが分らない場合があります。こんなときに、Altium Designerの検索機能を利用できます。[Libraries]パネルの[Search]ボタンをクリックすると、検索ダイアログが表示されます。回路図に追加するコンポーネントのキーワードを入力すると、選択したライブラリ内を検索できます。[Tools]メニューをクリックしてから[Find Component…]を選択しても、このダイアログにアクセスできます。

    同じ製造業者の中で検索する場合、検索するライブラリを含むパスを選択します。または、検索ダイアログの[Available libraries]オプションを選択して、Altium Designerに既に追加したライブラリに検索を制限することもできます。ここでは、ハードディスク上で使用可能な全てのコンポーネントライブラリを含むルートディレクトリ内のNAND ICを検索します。

     

    Altium Designerのコンポーネント検索ダイアログのスクリーンショット

    Altium DesignerでのNAND ICの検索

     

    当然この検索は、NANDゲートを持つ数百のコンポーネントの候補を出力します。特定のコンポーネントを探す場合、ハードディスク上の特定のライブラリ、またはAltium Designer に追加済みのライブラリのみに検索を制限します。これは、特定の製造業者のコンポーネントを掘り下げて検索するのに便利です。

    コンポーネントの製造業者のデータシート、パッケージ仕様、その他の情報を参照する必要がある場合、検索エンジンを使用しなくても簡単にこの情報にアクセスできます。Altium Designerではこの情報をコンポーネントライブラリ内にコンパイルし、すばやくアクセスできるようにしています。

    コンポーネントを右クリックしてから[References]オプションまでカーソルを動かすと、3つの項目を持つメニューがポップアップ表示されます。これにより、データシートのパッケージ情報と製造業者のWebサイトにアクセスできます。これらの項目をクリックするとブラウザーのウィンドウが開き、この情報を含むWebアドレスに直接移動できます。

     

    Altium Designerのコンポーネント情報のアクセス

    Altium Designerのコンポーネント情報のアクセス

     

    この段階で、検索機能を使ってコンポーネントを回路図に続けて追加し、必要なコンポーネントを全て追加することができます。コンポーネントを追加し終わったら、初期の基板レイアウト図として回路図をキャプチャーできます。Altium Designerの統一された設計環境のおかげで、基板の回路図とレイアウト図の同期が確実に維持され、1つのドキュメントに加えた変更がその他のドキュメントに簡単に同期されます。

    回路図が乱雑になり始めた場合、異なる機能ブロックをそれぞれの回路図に分割し、階層的に回路図を設計することでそれらをリンクできます。Altium Designer内で回路図のバリアントを管理することもできます。これは、オペレーティングシステムのファイルシステムを使用して回路図のバリアントの管理を試みるよりもはるかに優れた方法です。

    Altium Designerを使うと広範なコンポーネントライブラリにアクセスでき、コンポーネントデータを設計、管理、シミュレーションツールと統合できます。Altium Designerの統合環境により、すべてのツールが同じルール駆動型設計エンジンを使用して通信できます。一流のCAD、シミュレーション、データ管理ツールこそが、最良の基板を作成するために必要なものです。

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    PCB Design Tools for Electronics Design and DFM. Information for EDA Leaders.

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