OnTrackニュースレター: サプライチェーンおよび設計チームとの最新の同時コラボレーション、頭脳食 – 2020年8月 OnTrackニュースレター 2020年8月 第4巻2号 新たなデジタルコラボレーションによってCalumet Electronics社にもたらされたプラスの影響 この記事では、米国ミシガン州のプリント基板製造メーカーであるCalumet Electronics社のRob Cooke氏へのインタビューをお届けします。Cooke氏には、Altium 365を使用したマルチボード設計における設計者およびEMSプロバイダーとの最近のコラボレーションについてお話を伺いました。このコラボレーションに対するご自身の感想と、設計者や製造メーカーにとっての意味合いについて語られています。このインタビューの録音版は、 OnTrackポッドキャスト で視聴できます。 記事を読む グローバルチームをAltium 365に移行する方法 ビデオを見る 頭脳食 知識を磨く技術的なコンテンツの紹介 ブログ | Altium DesignerでPCB設計をコラボ ブログ | 面パターンで繋ぐ - 記事を読む BXL形式のライブラリを利用する 基板設計CADのAltium Designerではファイルベースとクラウドベースのライブラリが提供されており、膨大な数の回路図シンボルやフットプリントを利用できます。しかし、市場に出回っている全ての部品が網羅されている訳では無く、足りない部品は設計者自身が用意しなくてはなりません。 ライブラリエディタを使えばどのような特殊なものでも作れますが、できれば既存のライブラリを利用して作成の手間を省きたいものです。そこで役立つのが、部品メーカーによるライブラリのサポートです。 多くの部品メーカーでは設計者に対するサポートの一環として、CAD用の部品ライブラリを提供しており、各社のホームページからダウンロードする事ができます。そこで、主要なメーカーのサイトをいくつかあたってみるとそれらは、「BXL」という拡張子を持つファイルで提供されています。 しかし、Altium DesignerではこのBXL形式のファイルを直接、読み込むことはできず、何らかの方法で変換しなくてはなりません。 記事を読む Altium DesignerでPCB設計をコラボ 基板設計ツールのAltium Designerは、統合設計ツールとして、回路図編集やPCBレイアウト等、一連の回路設計プロセスをサポートする多くの機能を備えています。このため、ボードレベルの設計であれば他のツールを使わず、これ一台だけで仕上げてしまう事ができます。 その一方、開発・設計の現場では分業が行われており、回路図を描き終えた後PCBレイアウトを外部に委託するという場合がよくあります。そのような場合、「PCBレイアウトは人に任せるのでPCB機能は要らない」と考えてしまいがちです。 確かに強力なPCB機能を持つAltium Designerは、一人でPCBレイアウまで行うのに最適です。しかし、PCBレイアウトを外部に委託する場合にも、この統合設計ツールは大変役立ちます。 統合設計ツールのアドバンテージ PCBレイアウトを外部に委託する場合にも、Altium DesignerのPCB機能は無駄にはなりません。例えば、サービスビューロがAltium Designerを使っている場合には 記事を読む マルチシートデザインの要点 回路の規模が大きくなると、回路図が一枚のシートに収まらなくなります。シートサイズを大きくして、一枚に詰め込でしまうという手もありますが、それにも限りがありますので、一つの回路図を複数のシートに分けて描く事が必要になります。これをマルチシートデザインと呼びます。 このマルチシートデザインには「平面構造」と「階層構造」の2種類があり、シートの枚数を増す事によっていくらでも大きな回路図を描く事ができます。そこで今回は、このマルチシートデザインを用いる際に、押さえておかなくてはならない基本事項をまとめてみました。 平面構造と階層構造 平面構造のマルチシートデザインは、複数の回路図シートが対等に横並びしているだけのもので、各回路図間の接続が別の回路図で示されている訳ではありません。この為、それぞれの回路図シート間の接続は、各シート内に置かれたネット識別子に基づいて行われます。また併せて、接続を成立させるための条件として[プロジェクトオプション]内の[ネット識別範囲]の設定が参照されます。 記事を読む 部品ライブラリとその活用法 基板設計CADを能率よく使うためには部品ライブラリを充実させ、設計に必要な部品をいつでも取り出せるようにしておく事が重要です。このため、部品ライブラリの構築は継続的に取り組まなくてはならない重要な課題であり、Altium Designeにはこれをサポートする様々な機能が用意されています。 しかし、CADの導入直後にはライブラリ環境が整っておらず、既存のライブラリから部品を探したり、新規に部品を作成したりする事に手間取りがちです。ツールの操作に不慣れな段階でのこのライブラリの準備は大変骨の折れる仕事です。そこで、今回は、CADを使い始めて間もない方々の負担を軽減する為に、Altium Designerの部品ライブラリの概要とその利用方法を紹介したいと思います。 統合ライブラリと個別ライブラリ 何よりもまず、Altium Designerのライブラリの構造を知っておかなくてはなりません。 Altium Designerでは統合ライブラリが用いられます。この統合ライブラリとは 記事を読む OnTrackニュースレター: AltiumLiveオンラインサミット、人工呼吸器、頭脳食 - 2020年7月 OnTrackニュースレター 2020年7月 第4巻1号 AltimLive 2020をオンラインで体験しよう Altiumは2020年のイベントのほとんどをオンラインに移行しており、年間最大の大会であるAltiumLiveもオンラインで開催されることになりました。北米でのイベントは10月6日から8日まで、欧州でのイベントは10月20日から22日まで開催されます。 そして何よりも、無料で参加できます! 記事を読む ビデオを見る 頭脳食 知識を磨く技術的なコンテンツの紹介 ブログ | xSignalによる高速伝送路のサポート ブログ | 片面基板の設計の要点 ブログ | タイトルブロックで戸惑わない為に 記事を読む 面パターンで繋ぐ - フィルとリジョンとポリゴン プリント基板設計では、回路図通りに正しく接続するだけでなく、信号を正しく伝える事や電流容量に対する配慮が必要になります。この為、細い均一な線幅で配線するだけでなく、広い多角形による配線が必要になります。この広い面パターンの配置はベタ塗りとも呼ばれ、GNDの配線によく利用されます。基板設計CADのAltium Designerには、この面パターンのために「フィル」「リジョン」「ポリゴン」の3つのオブジェクトが用意されています。そこで、今回はこれらの併用や使い分けの為に、それぞれの特徴をおさらいしたいと思います。 「フィル」– 狂いの無い四角形を素早く作成 フィルは、PCB-CADの機能が十分に進化していない、未成熟な段階のベタ塗りオブジェクトです。四角形しか作成する事ができず、多角形が必要な場合には、複数のフィルを貼り合わせたり、トラックを併用したりする事が必要です。 形状が単純な為、PCBデータやGerberデータのサイズを節約できますが、複雑な形状の作成は困難です。そのため 記事を読む AltimLive 2020をオンラインで体験しよう アルティウムは2020年のイベントのほとんどをオンラインに移行しており、年に1度のカンファレンスであるAltiumLiveもオンラインで開催されることになりました。北米でのイベントは2020年10月6日から8日まで、欧州でのイベントは2020年10月20日から22日まで開催されます。 そして何よりも、通常有料のセッションが今回無料でご参加いただけます! ライブのイベントや、同じ場所に集まるのと同じ体験は不可能ですが、初めてのAltiumLive 2020オンラインサミットを比類のないAltiumLive体験にするために準備を進めております。例年と同様に、学び、つながり、アイデアを得るためのダイナミックなイベントに、今年は皆様のご自宅や職場から簡単にご参加いただけます。会議を仮想化し、無料にすることで、時間、移動、作業負荷、予算の制限なしに、設計コミュニティのより多くのユーザーやメンバーの皆様にご出席いただけるものと考えております。 詳しい情報は、今後数週間の間に発表いたします 記事を読む タイトルブロックに迷わない為に 回路図を作成する場合には、新しい回路図シートを開き、そのシート上にオブジェクトを配置して行きます。しかし、それだけで回路図が完成する訳ではなく、対外的なリリースに必要な図面情報をタイトルブロックに記入しなくてはなりません。 しかし、このタイトルブロックの内容はワークスペース上で直接編集する事ができません。また、基板設計CADのAltium Designerは、テンプレートによるカスタマイズ機能を備えており、使い始めには、その多様性に戸惑ってしまう事もあります。 そこで、今回は、このタイトルブブロックの全体像と利用方法についてまとめてみました。 タイトルブロックは通常、図面の右下に配置され、リファレンスゾーンと共に図面枠を構成しています。各項目への内容の記入はプリファレンスパネルを使って行います。また、タイトルブロックは、標準様式のものが予め用意されている他、カスタムテンプレートによって任意の様式のものを作成する事ができます。タイトルブロックはそれぞれの企業や団体によって様式が異なりますが 記事を読む 46:09 高速設計とは? 高速設計についてさらに知識を深めませんか?このオンデマンドWebセミナーでは、高速設計をより効率的かつ効果的に行うための知識を磨き、また新しいスキルを身につけることができます。インピーダンス、反射、クロストーク、エッジレートなどの重要な概念を取り上げます。また、実践的な要素を網羅しているので、学んだことをすぐに実践することができます。 以下は、セッションで紹介されたトピックとなります。 信号はいつ「高速」扱いになるのか? 反射、クロストーク、インピーダンスは設計の決定にどのような影響を与えるのか? シグナルインテグリティ解析の実行方法 クロストーク解析を行う方法 今すぐ Altium Designerの無償評価版をリクエスト して、世界最高のPCB設計ソリューションをお試しください! ビデオを見る OnTrackニュースレター: マイクロビアの信頼性、Ben Jordanのホワイトボード解説、技術記事 - 2020年6月 OnTrackニュースレター 2020年6月第3巻13号 超高密度接続設計におけるマイクロビアの信頼性 今年の初め、サンディエゴで開催されたIPC Apex Expoに参加した際に、GreenSource Fabrication社のJim Brown氏とお会いしました。同氏は、マイクロビアの信頼性という非常に困難かつ広範な問題にGreenSourceチームがどのように最前線で取り組んでいるかを語ってくれました。同社は、一流企業、IPCと手を携え、ニュージャージー州に自動化された工場を建設し、最先端の設備とプロセスを通じて、このテクノロジーを着実に推進しています。このインタビューでは、Brown氏に、長年の取り組みでわかったことや、安定した信頼性の高いマイクロビア構造を実現するために設計エンジニアが行うことについてお聞きします。 記事を読む ビデオを見る 頭脳食 知識を磨く技術的なコンテンツの紹介 ブログ | Altium DesignerでGerber編集 ブログ | 多層基板の内層設計 記事を読む 41:16 高速設計とは? 高速設計で発生する問題の主な原因は、クロック周波数の高さではなく、コンポーネント信号の立ち上がりと立ち下がり時間の速さにあると言われています。エッジレートが速いと、レシーバー側で反射が発生したり、基板の配線が密集しているとクロストークが問題になったりします。 このビデオでは、高速設計をより効率的かつ効果的に設計するための知識を磨き、新しいスキルを身につけることができます。インピーダンス、反射、クロストーク、エッジレートなどの重要な概念を取り上げます。また、実践的な要素を網羅しているので、学んだことをすぐに実践することができます。 このビデオでは、次のトピックについて解説します: 信号はいつ「高速」扱いになるのか? 反射、クロストーク、インピーダンスは設計の決定にどのような影響を与えるのか? シグナルインテグリティ解析の実行方法 クロストーク解析を行う方法 今すぐ Altium Designerの無償評価版をリクエスト して、世界最高のPCB設計ソリューションをお試しください!ご不明な点などございましたら、 お問い合わせフォーム にご入力ください。 ビデオを見る Altium Designer 20は他製品とどこが異なるのでしょう ユーザー重視 このリリースで主に重視したのは、既存のユーザーと、それらのユーザーのAltium Designerにおける操作性の向上です。アルティウムは、103件のBug CrunchとIdeaを解決しました(73%の向上)。この数はほぼ5000のユーザー票を表し、2000を超えるユーザーが、バグが修正されたことを確認する通知を受信することになります。 リーダーシップの強化 Altium Designerは、これまで業界全体に影響を与える先駆的な革新を続けてきました。他社が対応を待つ中、アルティウムは電子回路設計の未来に向かって急成長しています。バージョンが進むにつれ、Altium Designerは機能強化と機能範囲の改善を図り、世界最高クラスの設計を行えます。(※続きはPDFをダウンロードしてください) 今すぐ Altium Designerの無償評価版をリクエスト して、世界最高のPCB設計ソリューションをお試しください! 記事を読む 1:48:37 オンラインイベント - Altium Academy Live - Virtual Roadshow (2020年6月11日) オンラインイベント - Altium Academy Liveでは、PCB設計に関する専門的な知識を広げるセッションを紹介しました。以下は、セッションで紹介されたトピックとなります。 Altium Designer® - 10の隠された機能 このセッションでは、Altium Designerの10の隠された機能を活用する方法について解説します。 PCB設計プロジェクトでバージョン管理を効率的にする方法 Altium 365を使用したワークフローや、バージョン管理についての詳細、クラウドで実現するメリットなどについて紹介します。 Altium Designer 20.1 アップデート マイナーリリースで追加された新機能やバグ修正などの詳細を紹介します。 今すぐ ビデオを見る PCB用のスキーマティック・ネットリストとは何ですか? 次の素晴らしい回路図を作成した場合、設計ソフトウェアの背後には多くのことが行われています。回路図内のコンポーネント間の接続は、少数の論理的および電気的識別子に還元することができます。回路図は異なるコンポーネントとピン間の接続を示すグラフィカルな画像を提供するかもしれませんが、設計についてすべてを本当に理解するためには、重要な文書が必要になります。 回路図のネットリストは、実際のPCBを作成するために設計ソフトウェアの複数の機能で使用される中心的な情報の一つです。回路図のネットリストは、電気的接続情報を提供するとともに、設計データの機能構造を単一のデータセットで反映します。データを再利用する必要がある場合や、シミュレーションツールで電気的接続を迅速に定義する必要がある場合、ネットリストは回路図設計からこれらの他のツールへの移行を助けてくれます。また、設計レビューの一環として、製造業者にネットリストのコピーを提供する必要もあります 記事を読む 超高密度接続設計におけるマイクロビアの信頼性 Judy Warner: 今年の初めに、カリフォルニアのIPC Apexでお会いすることができました。そのときの会話では、マイクロビアの信頼性に関する広範な問題についてお話をお伺いしました。読者のために改めて説明していただけませんか。 Jim Brown: はい。テクノロジーへの需要が高まるにつれ、プリント基板の密度に対する要求も厳しくなっています。そのため、Ultra-HDI(超高密度接続)、スタックマイクロビア、75ミクロン未満の線路が生み出されました。マイクロビアは10年以上にわたって使用されていますが、通常は1つのレベルでした。配線スペースを改善するニーズの高まりを受け、スタックマイクロビアが設計者のツールボックスに加えられることになりました。スタックマイクロビアでは、温度上昇(リフロー)時に「Z」軸方向の膨張が起こりやすいため、対象パッドでの相互接続に問題が生じます。パッドとE-Lessの間、E-Lessからフラッシュ、電解銅箔 記事を読む 片面基板の設計の要点 プリント基板は電子回路の配線手段として登場し、電子部品と歩調を合わせて進化してきました。 1960年代に入りトランジスタが使われるようになると、真空管時代の空中配線に変えてプリント基板が使われるようになりました。そしてその後 IC・LSI が現れ、その進化に合わせて基板の多層化が進みまました。その結果、現在のデジタル機器では当り前のように多層基板が使われるようになりました。 片面基板はプリント基板の原型であり、今では時代遅れなものに見られがちです。しかしまだ役目を終えた訳ではなく、いたるところで使い続けられています。例えば、回路規模が小さく実装スペースに余裕がある家電製品などでは、さほど実装密度を上げる必要は無く、片面基板で充分な場合があります。そして、なによりも片面基板は安価ですので、今後も需要が途絶えるは無さそうです。 そこで今回は、このシンプルな片面基板を取り上げ、設計上の要点を解説したいと思います。 片面基板の特徴と課題 片面基板では 記事を読む Pagination First page « First Previous page ‹‹ ページ22 現在のページ23 ページ24 ページ25 ページ26 ページ27 Next page ›› Last page Last » 他のコンテンツを表示する