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ディレクティブを使ってより精密に回路情報を伝える ディレクティブを使ってより精密に回路情報を伝える 1 min Blog 回路図の役割は、デジタルデータ(ネットリスト)と視覚の両方でPCBレイアウトやその他の工程に正しく情報を伝える事です。このため、回路図では、電気的なオブジェクトによる作図に加え、図による補足やテキストでの注釈が必要になります。 Altium Designerでは、ネットリストを生成する為の電気的オブジェクトとして、コンポーネントとネット識別子が用意されており、図による補足や注釈には、ドローイングツールとテキストツールが用意されています。 これらのオブジェクトは、全て、[配置] メニューから呼び出して利用できます。そして、この中のコンポーネント(パーツ)については、「 回路図作成の事始め - 部品を探す・選ぶ・並べる」、ネット識別子については「 回路図の結線を正しくシンプルに行うためのヒント」に解説がありますのでご覧ください。 また、ドローイングツールとテキストツールを利用する為のコマンドも [配置] メニューにあり、その種類は、コマンド名とアイコンを見れば一目瞭然です。 そして、この [配置] メニューには [ディレクティブ] というコマンドがあります。この「ディレクティブ」は電気的なオブジェクトですが、配線そのものを行う為のものでは無くパラメータを付加する為のものです。そして、この情報は、[Update PCB ...] コマンドでネットリストと共にPCBに転送され、デザインルールのパラメータとして利用されます。 記事を読む
高密度なBGAの配線を容易にするAltium Designerの機能 高密度なBGAの配線を容易にするAltium Designerの機能 1 min Blog 端子数の多いLSIでは、BGAパッケージが良く利用されます。このBGAは、端子の密度が高いのでパッケージを小さくでき、小型化が求められる携帯機器に最適です。しかし、密集した端子の周辺にはわずかなスペースしか残っておらず、全ての端子から配線を引き出すのは至難の業です。これは、高密度な端子配列の代償として突き付けられた課題であり、端子密度に見合うところまで配線密度をあげる事しか解決の道はありません。 そこで、今回はこの高密度な配線を可能にするAltium Designerの機能を紹介したいと思います。 BGAパッケージは、普及し始めてから20年以上経ちます。今では携帯機器に当たり前のように使われており、その特徴は皆さんご存知のはずですが、今回は念のため要点のおさらいから始めたいと思います。 BGAパッケージについて BGAパッケージはBall Grid Arrayの略でその名の通り、格子上に配置されたボール状の端子を持つ表面実装部品です。 端子数は、20以下のものから2000を越えるものまであります。端子の間隔は、1.5mm、1.27mm、1.0mm、0.8mm、0.65mm、0.5mmのものがあります。また、端子の配列は、パッケージの中心部付近に端子が無いものと、端子面の格子上の全てが端子で埋め尽くされたフルグリッドのものがあります。 BGAは、それまで高密度実装用として使用されてきたPGAやQFPに対して、さらに実装密度を上げるためのものです。構造的にみてもPGA端子の格子配列とQFPの表面実装の特徴が組み合わさったものであるといえます。 BGAの配線は極めて困難 BGAパッケージを使うと実装密度を飛躍的に高めることができますが、配線は困難になります。BGA端子の周りは、配線の経路を見つけ出すのが難しいだけでなく、実際に線を置いていくのにも多くの手間がかかります。それは、次のような理由によるものです。 BGA は表面実装 BGAは、基板を貫通する端子を持たないので、実装面以外の層では端子に直接、接続する事はできません。このため、実装面以外の層との接続には必ず、VIA(ビア)を配置しなくてはならず、このVIAが配線スペースを浪費します。 BGA は狭い間隔で端子が何列も並んでいる QFPパッケージも狭い間隔で端子が並んでいますが、BGAはQFPのように一列ではなく何重にも並んでいます。この為、外側の端子の配線が内側端子からの引き出しの邪魔になり、簡単には外に引き出せません。 BGA は端子が多い 記事を読む
58:23 設計の規模に関わらず必要とされるデータの整合性と管理 71 min Webinars 今日の設計者が直面する課題はますます広範囲になり、複雑化しています。それとは対照に、作成した設計データを正しく編成、管理、共有する時間は少なくなっています。専任の担当者を置くことができなければ、設計者に選択を任せてしまうことになります。彼らはECADデータ管理システムを自分で実装して保守するかもしれません。あるいは、正しいデータ管理をあきらめ、誤った設計データが製造業者に送られる危険性や、さらには、顧客に供給される最終製品が誤ったデータで製造されるリスクを許容するかもしれません。 このオンデマンドWebセミナーでは、設計の規模に関わらず必要とされるデータの整合性とデータを正確に管理するメリットについて解説し、ECADデータ管理を効率的にするソリューションを紹介します。 以下は、セッションで紹介されたトピックとなります。 ライブラリ、設計、ワークフロー、共同作業者を1か所に整理し、どのようなデバイスでも、どこからでもアクセスや表示を行えるようにする。 デザインの履歴を、コンポーネントの変更から製造側の結果まで、およびその中間の全てを含めて保守し、以前のバージョンを迅速、かつ簡単に復元する。 根本的に整理され、検索可能で、多くのパラメーターを含む新しいコンポーネントを作成し、入手可能性、コスト、ライフサイクル状態を保証する。 コスト、入手可能性、製造性、信頼性の問題があるコンポーネントを使用している設計を迅速に識別し、更新する。 チームのメンバー、マネージャー、顧客、社外のサービスプロバイダーと設計をリアルタイムで、設計サイクルのどの時点でも簡単に共有およびレビューできるようにし、共同で作業を行う。 MCAD設計者のツールと統合し、MCAD設計者と共同で作業を行う。 今すぐ Altium Designerの無償評価版をリクエストして、世界最高のPCB設計ソリューションをお試しください!ご不明な点などございましたら、 お問合せフォームにご入力ください。 時計