筆者について

Judy Warner

Judy Warnerは、25年以上にわたりエレクトロニクス業界で彼女ならではの多様な役割を担ってきました。Mil/Aeroアプリケーションを中心に、PCB製造、RF、およびマイクロ波PCBおよび受託製造に携わった経験を持っています。 また、『Microwave Journal』、『PCB007 Magazine』、『PCB Design007』、『PCD&F』、『IEEE Microwave Magazine』などの業界出版物のライター、ブロガー、ジャーナリストとしても活動しており、PCEA (プリント回路工学協会) の理事も務めています。2017年、コミュニティー エンゲージメント担当ディレクターとしてAltiumに入社。OnTrackポッドキャストの管理とOnTrackニュースレターの作成に加え、Altiumの年次ユーザー カンファレンス「AltiumLive」を立ち上げました。世界中のPCB設計技術者にリソース、サポート、支持者を届けるという目的を達成すべく熱心に取り組んでいます。

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パズルのピースを持っている手 IPC社がアルティウムのNexarエコシステムパートナーに 1 min OnTrack このたび、IPC社とアルティウムは、広がりを見せているNexarエコシステムパートナーにIPC社が参加することを正式に発表しました。このインタビューでは、IPC社の規格/テクノロジー担当副社長であるDavid Bergman氏にお話を伺いました。この新しいパートナーシップがどちらの組織にも双方向的に価値をもたらすことについて、Bergman氏がどのように考えているのかを語っています。 Judy Warner Nexarパートナーシップについてお話をお伺いする前に、規格/テクノロジー担当副社長としての役割がどのようなものかをお聞かせいただけますか? David Bergman 世界的にはIPC規格、そして毎年開かれるIPC APEX EXPOなど、組織内のいくつかの活動を監督しています。職員の中で最も在職期間が長いため、IPC社の史学者とも言えるでしょう。 Warner 現在、設計に関する規格はいくつありますか? Bergman たくさんあります。その一部は、リジッド基板、フレキシブル回路、高速設計のほか、プリンテッドエレクトロニクスに関する規格です。他にも、製造可能な設計を行うためのベストプラクティスを設計者に提供するDFMなどがあります。 Warner 読者の皆さまはまだご存じないかもしれないので、IPC規格がどのように作られるのか教えていただけますか? Bergman まず、IPC社の職員や担当者が規格を策定することはありません。IPC委員会において、数百人に及ぶ対象分野の専門家と業界専門家のボランティアの総意によって作成されます。規格の健全性が維持され、技術の進歩に合わせて絶えず更新されるよう、このプロセスは厳格に進められます。 Warner Bergmaさんとしては、アルティウムのNexarパートナーになることの価値をどのように見ていらっしゃいますか? 記事を読む
Finger touching screen 1クリックでデザインを製造へ 1 min Blog 回路基板の設計、シミュレーションの実行、部品の調達、正確なBOMの作成、出力ファイルの生成が完了した後、その場で「製造へ送信」ボタンを押すだけでよいとしたらどうでしょう?実現しない夢のように思えるかもしれませんが、MacroFab社のMisha Govshteyn氏への今回のインタビューでは、近い将来、この夢を実現するためにアルティウムとどのように提携していくかを知ることができます。 Judy Warner: MacroFab社の簡単な概要と、電気技術者による電子機器受託生産サービス(electronic manufacturing services (EMS))の調達と利用を改善するためのソフトウェアソリューションをどのように開発されたのかについて教えていただけますか。 Misha Govshteyn: MacroFab社は、電気実装向けのデジタル製造プラットフォームであり、基本的には技術者が新しい設計にかける時間を短縮し、企業が製造コストの低い地域でNPI段階から製造まで、規模を調整しつつ製品を市場に投入できるように支援するものサービスを提供しています。このサービスでは、北米全域の専門的な工場にアクセスできるため、顧客は製造のすべての段階でシームレスに規模を調整できます。当社は、AWSやAzureと同様のクラウド型の製造サービスを開発したいと考えた2人のロボット工学技術者によって創設されました。 電気技術者向けには、ソフトウェアと最新のAPIが活用されたターンキーのPCB実装サービスが提供されています。このサービスでは、あらゆるボリュームの設計に関する価格についてガイダンスを受けたり、リアルタイムでの部品の在庫や価格のデータを確認したり、セルフサービスのインターフェースからオンラインで注文を行ったり、会社で事前に承認された発注書を使って注文したりすることができます。すべての製造データはオンラインのため、技術者は基板への変更を追跡して、設計が製造のためにサプライチェーンチームに回される際に、データの整合性を確保することが可能です。 サプライチェーンチーム向けには、米国、カナダ、メキシコの70を超える工場から、製造での電気実装サービスを調達するためのシンプルなプラットフォームが提供されています。ここでは、間接費を抑えつつ、最良の価格、品質、リードタイムを提供する適切な工場とそれぞれの業務が一致します。サプライチェーンチームは、PCBの実装から電気製品の完全な実装とテストまで、すべてに対応するためにMacroFabプラットフォームを利用しています。一方、企業はMacroFabを利用して、米国に拠点を置く既存の委託電気製造業者から統合ベンダーによる製造へ、または中国から米国/メキシコでの自国製造やニアショア製造へと移行しています。 Warner: 現在、解消に向けて取り組んでおられる蔓延した問題と、ハードウェア開発の改善に向けてソフトウェアをどのように利用されているかについてお聞かせください。 Govshteyn: 基本的に、MacroFabは分散型ソフトウェア対応の工場です。従来の製造でよく見られたのは外注でした。つまり、1つの工場と契約して製品を製造してもらうのですが、その工場で問題が発生したらどうなるでしょう?それは、顧客にとっても問題になることを意味します。一方、MacroFabはクラウドの原則を足場とするサービスとして利用されており、仕組みがかなり異なります。 その1つ目は、EDAツールのネイティブ設計ファイルから開始し、多くの場合はフォーマットについて理解するためにEDAソフトウェアプロバイダーと密接に連携することです。これによって、部品表から実装向けの指示に至るまで、製造のための真の情報源を構築できます。MacroFabソフトウェアでは製造プロセスが統合され、どの工場でも製造が同じ方法で進められます。 2つ目は、MacroFabがすべての製造業務のためのコントロールプレーンだということです。つまり、部品を調達し、それを工場に届けるために製造キットとしてまとめ上げ、製品の品質に対して最終的な責任を負うのです。実際、MacroFabは多くの場合、NPIのプロセスを経て、カスタムのテスト装置を設計し、各ジョブの一環として工場に直送しています。 3つ目は、北米全域での工場の分散ネットワークが構築されていることです。これらの工場には、少量の製造を専門としているところもあれば、メキシコで数十万単位の製造を行う超大規模なところもあります。そのため、私たちはTier 記事を読む
words on rocks "never. stop. learning." 生涯学び続ける人のためのリソース 1 min Engineering News 数年前、 AltiumLiveのまとめとして撮影したビデオで、 シグナルインテグリティー アカデミーの学長であるDr. Eric Bogatinは、次のように述べています。 「継続的な成長が必要であることは、誰もが認めています。これは、『不思議の国のアリス』のようなものです。アリスは赤の女王の森で、こんな言葉を聞きます。『この森では、同じ場所に留まるだけでも、どんどん速く走らなくちゃいけない!』私は、この言葉が業界の現状を表していると思います。私たちは最も重要なスキル、つまり技術的なスキルや他のスキルについて、自力で学び、成長できるようになる必要があるのです」 尊敬を受け、多くの業績を挙げた全世界の技術者たちが、同じような考えを表明するのを私たちは耳にしてきました。実際、テクノロジーの進化は速く、それについていけなければ、取り残される危険があります。幸い、この仕事に就いている人々のほとんどは好奇心が強く、学習することを厭いません。このため、今月のニュースレターは教育を中心とし、Altiumが設計技術者向けの技術教育を引き続き増やしていく方向性について解説し、同時に何を学ぶべきかについて簡単な指針を紹介します。 Altium AcademyのYouTubeチャンネル: Zach Petersonの新しいビデオシリーズ 当社の リソースページの技術記事をお読みになったことがあれば、Zach Petersonのことを既にご存じでしょう。氏は米国の太平洋岸北西部でNWES (North West Engineering Solutions) を経営している現役の技術者/起業家です。氏は最近、広く受け入れられ、設計コミュニティに高く評価されているAltium 記事を読む