ポリゴンとプレーン、どちらが良いか

Created: December 20, 2019
Updated: July 7, 2020

Download the PDF to keep learning offline

電源/GNDネット用の大きな銅箔領域を実装する方法には、ポリゴンとプレーンの2つの選択肢があります。電源ネットを実装するのにどち らの方法が良いですか、というご質問を多くいただきますが、どちらを使っても最終的な結果はほぼ同じになるため、唯一の正解というも のは存在しません。どちらの構成でも、適切な電源/GNDネットが作成できます。このホワイトペーパーでは、実際の要件に合った方法をご 自身で選んでいただくための参考として、ポリゴン構成とプレーン構成の類似点と相違点について解説します。 

ポリゴン

ポリゴンとは、いわゆる「銅箔(copper pour)」や「ポリゴン (polygon pour)」と呼ばれるもので、PCBの領域のうち、既存のコ ンポーネントやトレースの周りに銅を流し込み、塗りつぶした部分 のことを言います。ポリゴンは、信号層(ポジで表現される)上のみ に定義できます。配置すると、銅が追加されます。 ポリゴンがよく使用される場所は次のとおりです。 

• コンポーネントや配線が存在する表面レイヤー 

• 配線が存在する内層の信号層と、電源専用の信号層 

• コンポーネントや配線が存在しないGND 

ポリゴンは、ソリッドの銅箔、格子状の銅箔、または単に連続した 外形として作成できます。ポリゴンの属性は、[Properties] パネル、 またはGlobal Editorで管理できます。ポリゴンはPCBエディタで直 接、変更することも、MCADツールからDXF/DWGフォーマットでイ ンポートすることもできます。 

プレーン層 

プレーン層とは、いわゆる「インターナルプレーン」、「パワープレーン」、「スプリットプレーン」などのことで、PCBの領域のうち、インターナルレイヤー全体が元々すべて銅箔である領域のことを言います。プレーンは、インターナルプレーン層(ネガで表現される)のみに定義できます。そこに配置すると、銅箔が除去されます。

 インターナルプレーン層は、電源/GNDネット専用です。インターナルプレーン層にコンポーネントや配線トレースを配置することはできません。1つのプレーン層を、複数の電源ネットやGNDネットを表す複数のセクションに分割(スプリット)することができます。分割されたスプリットプレーンは、既存のプレーン内にネストできます。

どちらが良いのか? 

「電源/GNDネットはポリゴンとプレーンのどちらで実装するのが良いですか」とよく聞かれます。どちらの方法でも必要な銅箔の形状を作成できるため、どちらかが正しくて、どちらかが間違っているとは言えません。それぞれの構成の特性上、どちらかの方法が望ましい状況もあります。 

ポリゴンは信号層に配置する必要があり、インターナルプレーン層では使用できません。ポリゴンの利点の1つは、レイヤー全体を電源分配専用にする必要がないことです。任意の信号層(トップレイヤーとボトムレイヤーを含む)に、電源/GNDネットを分配するために複数のポリゴンを配置しながら、同時に電源とは関係のない信号トレース配線の領域も配置できます。インターナルプレーン層ではインタラクティブなトレース配線が不可能であることが、使用する構成を選択する際の1つの決め手になるかもしれません。 

ポリゴンのもう1つの利点は、ポジで表現されていること—つまり、PCBエディタの信号層に表示される形状が、実際のPCB銅箔に描画される形状とまったく同じであることです。これに対し、プレーン層はネガで表現されるため、インターナルプレーン層に配置されるオブジェクトは、 銅箔「でない」ものを定義します。ネガで作業するため、プレーンの実際の形状をイメージするのが難しかったり、違和感を覚えたりすること があります。 (※続きはPDFをダウンロードしてください)

今すぐAltium Designerの無償評価版をリクエストして、世界最高のPCB設計ソリューションをお試しください!

most recent articles

設計能力をレベルアップして持続的な競争優位性を向上 どの設計チームも、それぞれ独自の目的で、同じ設計情報にアクセスし使用できる一元化された場所を作成する、という構想または計画があります。同じ設計情報というのは、プロジェクト、コンポーネント、ライブラリ、シンボル、モデルなどを指しています。これらのファイルシステムは非常に壊れやすいにもかかわらず、あまりにも多くのユーザーがあまりにも多くの編集を、品質管理せずに行います。 これらの試みが失敗に終わるのは、構造、標準化、電気的なインテリジェンスが欠如しているからです。Altium 365は、電気、機械、製造を含むすべてのプロジェクト関係者を結びつけて、これらすべての問題を解決します。 このビデオでは、以下のトピックについて紹介します: インテリジェントに構造化および管理された設計データセンターを、迅速かつ簡単に構築する 機構チームと連携する コンポーネントおよびライブラリを管理する ユーザーグループを構築し、権限を管理する 今すぐAltium Designerの無償評価版をリクエストして、世界最高のPCB設計ソリューションをお試しください!ご不明な点などございましたら、お問い合わせフォームにご入力ください。 ビデオを見る
Back to Home