実際の機械製品に組み込まれる電子機器を設計するすべてのハードウェアチームは、同じ問題に直面します。基板には基板側の要求があり、筐体には筐体側の要求があり、それぞれを担当するエンジニアは同じ物理空間を反対の視点から見ています。この衝突をチームがどれだけ迅速かつ正確に解決できるかが、設計を予定どおりに出荷できるか、それともミスが起こりやすい遅い手戻りのループにはまり込むかを左右します。
Team Ribbot は、現存する製品の中でも特に機械的要求の厳しいものの一つを設計しています。BattleBots Pro League 向けに製作された、重量250ポンド、40 kWの戦闘ロボットです。6人のエンジニア、5つの州、勤務時間外のビルド作業、そして競技シーズンごとに訪れる厳しい締め切り。高くつく想定外のトラブルが入り込む余地はありません。
この ebook では、ロボットにおける最も難しい課題を軸に、完全分散型のチームが限られた時間の中で初回で正しく仕上げる結果を実現するために下した設計プロセスとワークフロー上の判断を追っていきます。
「すべてが一度目で問題なく組み上がり、想定外のことは何も起きませんでした。これは、CAD モデルが非常に綿密に作り込まれていたこと、そして何かを発注する前に電子設計がしっかり作り込まれていたことの直接的な成果だと考えています。」— Team Ribbot, BattleBots Pro League