OnTrack

OnTrack with Judy Warnerは、PCB設計、製造など、PCB設計に関するコンテンツについて紹介します。 Judyは、エレクトロニクス、ハードウェア、システム設計の今後について、プリント基板設計、製造、アセンブリの発明家や専門家にインタビューを行います。

Altium 365: クラウド対応電子機器実現の最先端 OnTrack Newsletters Altium 365: クラウド対応電子機器実現の最先端 このインタビューでは、Altiumのチーフソフトウェア設計者であるLeigh Gawneに、 Altium 365と、クラウド対応電子機器の実現が設計技術者と業界全体に与える影響について考えを聞きました(2019年のPCB設計サミット「AltiumLive 2019 San Diego」で、Leigh Gawneがチームと共同で、Altium 365を使って基板をライブで設計する様子は こちらのビデオでご覧いただけます)。 Judy Warner: Leighさん、これまでの経歴とアルティウムでの現在の役割についてお聞かせください。 Leigh Gawne: 私の肩書は年を追うごとに少しずつ変わり、自動車業界の組み込みソフトウェアとシステムの開発に携わったり、さまざまな分野のハードウェア開発技術者や、独立した設計コンサルタントとして働いてきました。 2010年に組み込み用コンピューターモジュールを提供するToradexに最高技術責任者として入社した後、BOM管理に特化した企業であるCiivaを共同で設立しました。Ciivaは2013年にToradexから独立し、2015年にアルティウムに買収されました。 ここ4年ほどは、Ciivaの多くのテクノロジーとサービスをAltium Designerに統合し、Altium 365プラットフォームを支える基盤の構築や提供を担当してきました。現在は、アルティウムのチーフソフトウェアアーキテクトをしています。
初公開!Altium Designer 20の新機能 OnTrack Newsletters 初公開!Altium Designer 20の新機能 Judy Warner: アルティウムのVP of Corporate MarketingであるLawrenceからインタビューを始めたいと思います。今回のリリースで最も注目すべき点はどこでしょう? Lawrence Romine: 早くから寄せられているユーザーからのフィードバックを踏まえると、インタラクティブ配線の新機能です。これによって、Altium Designerは世界No.1の基板設計CADとしてさらにリードを広げることになるでしょう。Altium Designerの現在のバージョンで、すでにあらゆる機能を対応しているものの、Altium Designer 20では全体的なユーザー エクスペリエンスが向上しています。これまでを超える洗練されたスムーズな操作性は、どなたにもお気づきいただけるでしょう。高速設計や高密度設計では、使いやすさとスピードという点でまったくストレスなく仕事を進められます。Altium Designer 19では、レイヤースタックマネージャーと部品ライブラリに導入されたソルバー技術によって機能が強化されましたが、そこに今回の改良を組み入れることでデータ速度スペクトルの上端の遅延機能が一新されました。 Warner: 次は、アルティウムのTechnical Marketing DirectorであるBenにお話を聞いてみたいと思います。日常業務に直接的に影響があり、ユーザーから好評を得られると考えられるのはどんな機能でしょう?
パズルのピースを持っている手 OnTrack IPC社がアルティウムのNexarエコシステムパートナーに このたび、IPC社とアルティウムは、広がりを見せているNexarエコシステムパートナーにIPC社が参加することを正式に発表しました。このインタビューでは、IPC社の規格/テクノロジー担当副社長であるDavid Bergman氏にお話を伺いました。この新しいパートナーシップがどちらの組織にも双方向的に価値をもたらすことについて、Bergman氏がどのように考えているのかを語っています。 Judy Warner Nexarパートナーシップについてお話をお伺いする前に、規格/テクノロジー担当副社長としての役割がどのようなものかをお聞かせいただけますか? David Bergman 世界的にはIPC規格、そして毎年開かれるIPC APEX EXPOなど、組織内のいくつかの活動を監督しています。職員の中で最も在職期間が長いため、IPC社の史学者とも言えるでしょう。 Warner 現在、設計に関する規格はいくつありますか? Bergman たくさんあります。その一部は、リジッド基板、フレキシブル回路、高速設計のほか、プリンテッドエレクトロニクスに関する規格です。他にも、製造可能な設計を行うためのベストプラクティスを設計者に提供するDFMなどがあります。 Warner 読者の皆さまはまだご存じないかもしれないので、IPC規格がどのように作られるのか教えていただけますか? Bergman まず、IPC社の職員や担当者が規格を策定することはありません。IPC委員会において、数百人に及ぶ対象分野の専門家と業界専門家のボランティアの総意によって作成されます。規格の健全性が維持され、技術の進歩に合わせて絶えず更新されるよう、このプロセスは厳格に進められます。 Warner Bergmaさんとしては、アルティウムのNexarパートナーになることの価値をどのように見ていらっしゃいますか?
Image of a PCB board OnTrack Newsletters ロジャース コーポレーション: トップレベルの積層技術を持つグローバル企業 高速デジタル、高周波、マイクロ波、またはミリ波のアプリケーション向けの基板を設計している方なら、ロジャース コーポレーションの積層板をよく知っているかもしれません。では、同社が過去10年間で2倍の規模に成長したことはご存知でしょうか? 先日、IPC APEX Expoに出席した際に、シニアプロジェクトマネージャーの Tony Mattingly氏にインタビューして、最先端の回路材料加工技術を持つこのトップ企業について学ぶ機会がありました。 Judy Warner: ロジャース コーポレーションでのTonyさんの役割について、また御社の歴史を手短に教えてください。 Tony Mattingly: 私は、シニアプロダクトマネージャーとして製品ラインの最適化を担当しており、業界をリードするサービスレベルで高品質のソリューションを提供するという ロジャースの評判を維持できるよう努めています。ロジャースは、電気自動車、ワイヤレス インフラストラクチャ、自動車の安全性、ポータブル エレクトロニクスなどの市場で高性能と高信頼性を可能にする特殊な工学素材の世界的なテクノロジーリーダーです。ロジャースはアメリカで最も古い公開企業 の1社です。1832年に板紙メーカーとして創業し、さまざまなハイテク機器やシステムを実現可能にする世界的な材料テクノロジーリーダーにまで成長しま した。当社の高度な回路材料は、40年以上にわたって事実上米国の全ての宇宙ミッションで使用されており、今日ではネットワーク基地局とスマートアンテナ を介して世界中を接続しています。過去10年間で収益は倍増し、世界中で1850人の従業員を新たに雇用しました。買収を通じて成長を続け、イノベーショ