AltiumLive 2020オンラインサミット 登壇者決定!

Judy Warner
|  投稿日 August 24, 2020  |  更新日 March 1, 2021
Meet the Speakers

AltimuLive 2020: オンラインPCBサミットの登録受付が開始されました。今年のサミットは初めてオンラインで開催され、無料でご参加いただけます。皆様と実際にお会いできないのは残念ですが、空き時間、コスト、移動の制約なしに誰でも参加できる形でAltiumLiveを開催できることに大きく期待しております。今年のイベントに参加する講演者とイベントの内容について、以下で紹介します。

すべてのAltiumLiveカンファレンスを支えるのは、弊社が招待する高度な技能を持つ専門家で、それは2020年も同様です。皆様の知識とエンジニアリングに関する技能をさらに豊かなものにできるように、最高の講演者を招待し、一部の方々とはオンラインで話し合えるよう取り計らいました。 

「レギュラー」講演者

多くの皆様からのご要望にお応えして、Eric Bogatin博士とRick Hartley氏がプレゼンテーションを行います。 

Dr. Eric Bogatin
Dr. Eric Bogatin
Rick Hartley
Rick Hartley

Bogatin氏は、内に秘めたヨーダの本性を開放し、皆様がスカイウォーカーのように「教わったことを捨て去るべき理由」について解説します。氏は、一般に知られている設計手法のうち、数十年前には堅実だったものの、現在の技術では既に時代遅れとなっているものに異議を唱え、これによって多くの一般的な失敗を回避できることを解説します。

Istvan Novak, Samtec
Istvan Novak, Samtec
Heidi Barnes, Keysight
Heidi Barnes, Keysight
Steve Sandler, Picotest
Steve Sandler, Picotest

この講演に続き、Bogatin氏には調査レポーターという役割を用意し、専門家によるパネルディスカッションのモデレーターを務めていただきます。ディスカッションではEMI、パワーインテグリティ、シグナルインテグリティについて議論します。パネリストとして、Samtec社のIstvan Novak氏、Picotest社のSteve Sandler氏、Keysight Technologies社のHeidi Barnes氏のほか、まだ未定ですがもう1名のゲストが参加する予定です。このパネルディスカッションは、1世紀以上にわたる深い専門的経験と、エンジニアリングに関する豊富な見識を体現したものです。 

Rick Hartley氏には、専門的なコンサルタントとして日常的に経験していることについて話していただきます。同氏の講演「コストを考慮した設計」は、設計プロセスで有意義な決定を下し、コストを劇的に削減する助けとなる内容です。Rickは、厳しい予算を大幅に削減するため役立つ、明快で実践的なソリューションをいくつか紹介する予定です。

Jeremy Blum, Shaper Tools
Jeremy Blum, Shaper Tools

要望が多かったもう1人の講演者、Jeremy Blum氏は、Shaper Tools社のエンジニアリングディレクターです。ディストリビューターやコンポーネント製造業者と効果的に共同作業を行う方法について、自身の知見を皆様に紹介します。Jeremyは設計エンジニアリングにとどまらず、Shaper社のために全世界のソーシングおよびサプライチェーンパートナーのすべてを管理しています。Shaper社は同氏が設立に協力し、シリコンバレーで成長しているスタートアップ企業です。

各セッションの後で、15分間の質疑応答がライブで行われるため、皆様はこれらの専門家の方々に直接質問し、回答を聞くことができます。 

新たに参加する講演者

Steve Sandler, Picotest
Steve Sandler, Picotest

Picotest社のSteve Sandler氏は、今年のカンファレンスが初参加です。Sandler氏はパワーインテグリティとSPICEシミュレーションについて何冊かの技術書を著しています。氏の最も有名な(そして最も大規模な)モデル化およびシミュレーションのプロジェクトは、国際宇宙ステーション全体を視野に入れたものです。同氏は明敏な知識と実務経験を基に、SPICEシミュレーションを有効に活用するための実践的な原則と手法を設計技術者向けに紹介します。

Eli Hughes, TZero
Eli Hughes, TZero

TZero社のEli Hughes氏も今年が初参加です。Eliは、エンジニアリング面では組み込みシステムと高速設計の専門家であり、ペンシルバニア州立大学から音響学の理学博士号を授与されています。同氏は過去4年間、パートナーとともにTZero社の立ち上げに携わりながら、発酵データをリアルタイムで測定し、クラウドやモバイルのアプリからリモートで醸造所をコントロールできる音響センサーを開発しました。Hughes氏は、「技術の境界を超える: 十分な技能を持つハードウェア技術者の条件」というタイトルでプレゼンテーションを行います。このプレゼンテーションでは、多くの分野の知識が要求されるエンジニアリングの技術に習熟し、より広範で整合性のある設計を進められるようになる方法について解説します。基板設計でより多くの情報に基づいて重要な選択を下す方法を学ぶとともに、その選択が関係者にどのような影響を及ぼすかを把握できます。

アルティウムのメンバー

Lawrence Romine, Altium
Lawrence Romine, Altium

弊社のマーケティング担当部長、Lawrence Romineは、今年もイベントの司会者を務めます。RomineはAltiumLiveの冒頭で、Altium Designer 21に搭載される新機能のライブデモンストレーションを行います。弊社のチームも、Altium 365の現在の方向性、そして魅力的な将来の方向性について最新情報をお伝えします。 

David Pellarin, Amazon AWS
David Pellarin, Amazon AWS

現在のコロナ流行によるリモート勤務を背景として、AWS(Amazon Web Services)社のDave Pellarin氏はセキュリテイに対する皆様の懸念に答えてもらうために、AltiumLiveでプレゼンテーターとして出席を快諾してくれました。ご存知のように、Altium 365はAWSクラウドベースのプラットフォームでホストされています。Pellerin氏は、半導体業界において世界で最も機密性の高い用途のいくつかについて、実際のユースケースを紹介します。これらのケースから、AWSで実施されているセキュリティ保護や、多くの企業が最もリスクの高いIPのいくつかでAWSを信頼している理由を理解できます。このプレゼンテーションを視聴すれば、AWSクラウドのセキュリテイをより深く理解でき、Altium 365プラットフォームで次の基板を従来よりも確信をもって設計できるようになります。 

Dugan Karnazes, Velocity Research
Dugan Karnazes, Velocity Research

弊社の従業員、友人、パートナーも、皆様の知識と設計技術を磨くお手伝いをするために、いくつかのオンデマンドセッションを設ける予定です。中でもDugan Karnazes氏は、グローバルなオープンソースの換気装置チームでの経験について話し、Altium 365プラットフォームで実行されるAltium DesignerおよびConcord Proの総合的な能力をどのように活用したかについて説明します。Karnazes氏は、グローバルチームのOSVチームの支援を受けて、本格的な機能を備えた非常用換気装置を30日間で設計しました。

他のセッションやオンラインイベントの詳細については、今後さらにお知らせします。最新情報は弊社のWebサイトでご覧ください。ご参加には今すぐこちらからご登録ください。10月に皆様と(オンラインで)お会いできるのを楽しみにしております。なお、セッションは全て英語となりますのであらかじめご了承ください。

筆者について

筆者について

Judy Warnerは、25年以上にわたりエレクトロニクス業界で彼女ならではの多様な役割を担ってきました。Mil/Aeroアプリケーションを中心に、PCB製造、RF、およびマイクロ波PCBおよび受託製造に携わった経験を持っています。 また、『Microwave Journal』、『PCB007 Magazine』、『PCB Design007』、『PCD&F』、『IEEE Microwave Magazine』などの業界出版物のライター、ブロガー、ジャーナリストとしても活動しており、PCEA (プリント回路工学協会) の理事も務めています。2017年、コミュニティー エンゲージメント担当ディレクターとしてAltiumに入社。OnTrackポッドキャストの管理とOnTrackニュースレターの作成に加え、Altiumの年次ユーザー カンファレンス「AltiumLive」を立ち上げました。世界中のPCB設計技術者にリソース、サポート、支持者を届けるという目的を達成すべく熱心に取り組んでいます。

関連リソース

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