スニペットでデザインを再利用 検証済の回路を再利用する事により、確実に動作する機器の設計を短期間に仕上げる事ができます。基板設計CADのAltium Designerには再利に役立つ機能が数多く用意されています。スニペットはそのひとつであり、手軽さと柔軟性を兼ね備えた大変便利な機能です。 回路を再利用しようとする時、まず思いつくのはコピー・アンド・ペーストです。スニペットはこれと良く似ていますが、コピーしたものをすぐに貼り付けるのではなく、一旦ファイルに保存します。この事により、コピー・アンド・ペーストと同様の手軽さに加え、システマティックな再利用が可能です。 スニペットの保存と呼び出し スニペットは、回路図とPCBドキュメントの両方で利用できます。その利用手順について、回路図を例にとって紹介します。 ● スニペットの保存 まず、回路図上の任意の領域(再利用を目論む回路ブロック)をセレクトします。そして、右クリックで表示されるポップアップメニューから、[スニペット] - [セレクトしたオブジェクトからスニペットを作成 記事を読む ルームを使ってエリアごとにデザインルールを設定 電子機器の小型化に伴い、一枚の基板上に複数のテクノロジが混在する場合が増えてきています。例えば、デジタル回路とアナログ回路が混在していたり、電源回路が含まれていたりします。 これらには、それぞれ異なった設計上の制約があり、個別にデザインルールを設定しなくてはなりません。そこで役立つのがAltium Designerのルームです。ルームは、デザインルールのスコープとして利用できるので、いろいろな種類の回路が混在するような場合にも、各エリアをルームで囲む事により、それぞれの制約条件を満たすデザインルールを設定する事ができます。 ルームの作成 マルチシートの回路図では、シートごとにルームが自動生成されます。しかし、基板上でエリア指定を行う場合には通常、このルームを使用せず手作業で作成します。 ルームを作成する為のコマンドは、[デザイン] - [ルーム] メニューに用意されており、新規に作成するだけでなく分割などの編集や移動が可能です。このルームの作成と編集については、「 記事を読む 電子機器業界の2021年の現況 2020年の厳しい状況を乗り越えた現在、2021年にはハードウェア設計者にどのような課題と機会が待ち受けているでしょうか?アルティウムの技術製品マーケティングエンジニアであるVince Mazurが、新たな3つの動向について展望を示し、今後1年間にそれぞれの動向に対応するための手順について解説します。 はじめに 2020年は忘れられない年となったというのは決して過言ではないでしょう。昨年は私たち、特に電子機器設計者にとって多くの新しい課題が発生した年でした。現在のところ、ワクチンの完成と入院率の低下により、事態は回復しつつあります。しかし、2020年における動向の多くは、2021年にも引き続き影響を及ぼすと考えられます。さらに、電子機器ビジネスは迅速に変化しつつあり、業界外の事情とはまた別に、2021年にも新たな設計の課題が広がりつつあります。 このブログでは、自宅勤務の継続、電子機器部品の不足、仮想教育という3つの課題について電子機器設計の観点から解説します。各項目では 記事を読む アルミニウム製のPCBに対応する優れたPCB設計ソフトウェア アルミニウム製PCBでは、熱特性、電気的絶縁、機械的強度のいずれについても設計要件を満たすために、Altium Designerが提供するレベルの精度が必要です。 Altium Designer 専門家を対象とする、効果的で使いやすい最新のPCB設計ツール。 メタルコアPCB(MCPCB)を使用した設計はいっそう一般的になりつつあります。このメタル基板は機械的強度、熱伝導率の両面で優れたコア材料を使用しており、この絶縁層の選択により電気的絶縁がいっそう高められます。MCPCBのアプリケーションの例としては、LED、ソリッドステートリレー、電源変換PCBなどが挙げられます。MCPCBで最も一般的に使用される金属はアルミニウムベースであり、この普及により、過去に経験がない設計者も近い将来アルミニウム製PCBを手がけることになるはずです。ここで知っておくべき重要なことは、アルミニウム製のPCBの設計においても、従来実践してこられた設計上の精度が同様に求められるということです 記事を読む Altium Designerの無料PCB ViewerでCAD図面を表示 Altium Designerの無料PCB Viewer(期間限定)を使用すると、PCB設計とCADソフトウェアの連携がさらにすばやく容易になります。CADの図面を表示できる優れたソフトウェアでは、作成したすべての設計ファイルに読み取り専用で安全にアクセスし、チームのメンバー全員が便利なツールで共同作業できます。ここでは、回路図、PCBフットプリント、BOM、製造ファイルを使用しながら、設計プロセスの次の作業について連絡できます。これにより、フットプリントの作成、コンポーネントの配置、オブジェクトのプロパティの定義、レイヤースタックアップの構築、デザインルールの適用に必要なリソースをより効率的に使用できるようになります。 Altium Designer 豊富なシミュレーション機能など、豊富な設計ツールが用意されているPCB設計ソフトウェア パッケージ PCB設計を成功させるためには、チームのメンバーとコンピューターベースの設計ツールの連携が不可欠です。大規模なプロジェクトでは 記事を読む 謎の50オームインピーダンス:その起源と使用理由 50オームのインピーダンスは、かつてRF伝送路で使用される標準的なインピーダンスとなりましたが、今日でも依然として有用であり、テスト機器で使用される標準的な参照インピーダンスとなっています。 記事を読む FR4 PCB設計を「高速」設計にする要素はなんでしょうか。高速な処理は当然としても、クロック速度のみを指すわけではありません。多くの場合、高速設計にまつわる課題は、信号の伝送媒体の管理にあります。従来のFR4は長年、低価格で効果的な材料として定評がありましたが、高速設計には制限を及ぼす可能性があります。 利用できる優れた材料があったとしても、多くの場合、コストが高くなります。基板の製造材料は、設計プロセスの早い段階で選択する必要があります。そのため、Altium Designerには、設計、材料の選択、材料コストのバランスの判断に役立つ、すぐに使える30万点以上のコンポーネントを収めたECADライブラリへのアクセスがあります。 Altium Designerで得られる利点: データ管理用の強力なツール リアルタイムでのコストの見積もりと追跡 動的なサプライチェーン情報 柔軟なリリース管理ツール Altiumは、電気技術者/設計者が高速で、安全性が高く、効率的な設計を行える機能を提供します。 記事を読む Altium DesignerならPCBリレーの選択、設計、レイアウトが簡単 ユーザーの安全と基板を電気的損傷から保護するには、回路保護が欠かせません。小型中電圧PCBであろうと、大型高電圧電気機械システムであろうと、電力サージや電気回路の故障によりコンポーネントが破壊され、ユーザーに危険が及ぶ可能性があります。高電圧ESDや大電流サージが起きないようにする最善の方法は、シンプルなPCBリレーを使用することです。 金属製の筐体に取り付ける必要がある大型リレーと比較して、PCBリレーはスルーホールコンポーネントとして回路基板に直接取り付けることができます。これにより、基板とそのコンポーネントを電気的危険から簡単に保護できます。次に手掛けるシステムにPCBリレーを導入する場合、Allium Designerを使用すると、選択および配置プロセスがシンプルです。高電圧または大電流回路基板設計を順調に進めながら、Altium Designerから調達プロセスを迅速に進めることができます。 ALTIUM DESIGNER® 記事を読む BGAパッケージの選択と配線戦略 BGAは、高密度な実装を実現する標準的なパッケージとして利用されており、Altium Designerではそれを先進の機能でサポートしています。 それらの機能については「 高密度なBGAの配線を容易にするAltium Designerの機能 」でまとめて紹介しています。またそれ以外にも「 ピンスワップとパートスワップで配線を最適化 」、「 ルームをより有効に活用する 」、「 PCBのグリッドシステムとPolarグリッドの活用 」で紹介済の機能も役立ちます。 しかし、これらはあくまで道具(ツール)であり、それを生かすも殺すも設計者次第です。 そこで、今回はBGAの実装設計の要点とそれをサポートするAltium Designerの機能についてその要点を紹介したいと思います。 BGAの実装設計には、緻密な設計戦略が必要 実装密度が高い基板を設計する場合には、試行錯誤による時間の浪費を避けるために、計画的な作業が必要です。特に、BGAパッケージを使用する基板では 記事を読む 新しいAltiumサブスクリプションプラン、無料ウェビナー、PCB設計ブログ - 2021年1月 OnTrackニュースレター 2021年1月 第4巻5号 新しいサブスクリプションプラン:適応性、円滑性、柔軟性 このインタビューでは、アルティウムのチーフスタッフ兼IR担当部長であるKim Besharatiから、今月初めに発表された新しいマルチレベルサブスクリプションプランについて説明してもらいます。この新しいサブスクリプションプランは、設計者がサプライチェーン全体と連携できるよう、かつてない柔軟性、選択肢、画期的な方法を提供することにより、世界中の電子機器製品の実現方法を根本的に改善しようとするものです。 記事を読む Altium Academy Webセミナー 詳しくはこちら 頭脳食 知識を磨く技術的なコンテンツの紹介 差動信号が重要である理由 高密度なBGAの配線を容易にするAltium Designerの機能 ディレクティブを使ってより精密に回路情報を伝える 記事を読む テンプレートを活用してより多くの時間を設計に充てるには 今日、設計者は一般にEDAソフトウェアのデフォルトを開始点として使用し、寸法線、単位、グリッド設定、色、他の環境的な要素を必要に応じて変更します。プロジェクトを開始するたびに初めから作業を行うのが普通で、既知の適切な設定、レイヤー構成、回路図シートのタイトルブロックなどがほとんど再利用されません。 このように設計データをその場その場で作成すると、プロジェクトの不整合や危険を招きます。Altium Designer®とAltium 365®のテンプレートは、個々の設計者や設計チームが一貫した設計データを使用して信頼できる開始点からプロジェクトを始められるようにすることで、これらの危険を排除するのに役立ちます。 このビデオでは、設計プロセスを通してAltium Designerでテンプレートがどのように使用されているか紹介します。 以下は、セッションで紹介されたトピックとなります。 設計プロセスの各側面をテンプレート化する Altium 365を使用してチームに展開するための設計テンプレートを活用する 均一なコンポーネントをすばやく作成する 設計チーム全体で一貫性を実現する 準備や研修時間を短縮する 今すぐ Altium Designerの無償評価版をリクエスト して、世界最高のPCB設計ソリューションをお試しください!ご不明な点などございましたら、 お問合せフォーム にご入力ください。 ビデオを見る 新しいサブスクリプションプラン:適応性、円滑性、柔軟性 このインタビューでは、アルティウムのチーフスタッフ兼IR担当部長であるKim Besharatiから、今月初めに発表された新しいサブスクリプションプランについて紹介してもらいます。この新しいサブスクリプションプランは、設計者がサプライチェーン全体と連携できるよう、かつてない柔軟性、選択肢、画期的な方法を提供することにより、世界中の電子機器製品の実現方法を根本的に改善しようとするものです。 Judy Warner: アルティウムは、Altium Designerの更新、サービス、技術サポートと、クラウドコンピューティングを活用したAltium 365へのアクセスを提供する、新しいマルチレベルのサブスクリプションモデルをリリースしました。リーダーシップチームの一員として、この構想を推進した理由を教えてください。また、どうしてそれが重要なのでしょうか? Kim Besharati: マルチレベルのサブスクリプションプランの発表は非常にエキサイティングなことです。設計者は、具体的な要求、予算 記事を読む Altium DesignerによるPCBサプライチェーンの管理 基板の製造が単純であれば、コンポーネントの在庫を気にせず、設計者はいつでも設計図を送り出すことができます。残念なことに、PCBサプライチェーンの事情により、回路基板の製造と組み立てが計画通りに進まないこともあります。コンポーネントの在庫がなくなることもありますし、重要な部品の製造が終了してしまうことも、設計がPCBの組み立てラインに乗る前に価格が急変することもあります。こうした問題を回避し、納期に間に合わせるため、設計者にはどのようなことができるでしょうか。 Altium DesignerのPCBサプライチェーン機能を使用すると、コンポーネントに必要な調達データを簡単に入手し、調達に関する問題を早期に発見することができます。サプライチェーンが混乱した時点で対応するのではなく、設計が完了して生産に向けて送り出される前に、コンポーネントの供給が中断される事態を予測できます。ここでは、設計に必要な部品を見つけ、回路図やレイアウトに部品を直接、インポートし、製造前に部品を確実に調達する上で 記事を読む クラス最高のガーバーソフトウェアビューア ガーバーソフトウェアビューアを使って、製造業者にアートワークを提出できます。 Altium Designer 専門家を対象とする、効果的で使いやすい最新のPCB設計ツール。 すべてのガーバーフォーマットに対応するガーバーソフトウェア ビューアでは、あらゆるPCBのレイヤーや最終的なアセンブリを表示できます。EDAツールでは、銅箔層やソルダーマスク、シルクスクリーンの標準的な画像入力形式やレイヤースタックなど、設計の詳細情報が生成されます。こうした情報としては、最終的なアセンブリのためのステンシルの作成向けのコンポーネントの場所や半田ペーストのレイヤーなどが挙げられます。 Altium Designerでは、各レイヤーを個別に確認することも、レイヤーの特定の組み合わせをPCB設計環境で一緒に表示することも可能です。さらに、クロスプローブ機能を使用すると、PCBでハイライト表示したオブジェクトを回路図でもハイライト表示できます。これにより 記事を読む 1:10:35 Altium 365の紹介 個人の設計者、またはチームの一員であろうと、デザインをアイディアから現実に変えるために頼りにしているバリューチェーンの中には、常に他の人がいます。これを実現するためには、コラボレーションと共有が必要です。大きな課題の1つは、今日のやり方が煩雑で、エラーが発生しやすく、非効率的であるということです。このオンデマンドWebセミナーでは、PCB業界初のクラウドプラットフォームAltium 365の特長について紹介します。 今すぐ Altium Designerの無償評価版をリクエスト して、世界最高のPCB設計ソリューションをお試しください! ビデオを見る ピンスワップとパートスワップで配線を最適化 基板設計CADのAltium Designerは、洗練されたユーザーインターフェイスに加え、機能や使い方を解説した資料も豊富です。まさに、使いやすく学びやすいCADツールであり、初心者でもすぐに使えるようになります。しかし、より良い設計を行う為には、Altium Designerの持つ多彩な機能を有効に活用しスキルアップしなくてはなりません。 例えば、配線の密度を上げたい場合があります。これは、線幅を細くしたり配線の間隔を狭くしたりすれば可能ですので、初心者はすぐにそうするでしょう。しかし、配線ルールの微細化は百害あって一利なしですので、できれば避けたいものです。そこで、必要なのが配線の最適化であり、それに役立つ代表的なものがピンスワップとパートスワップです。 ひとくちにいうと、ピンスワップとパートスワップは配線のねじれを解消するための手段です。配線にねじれがあるとビアが増え配線も長くなります。要するに 記事を読む Altium Designerの隠された機能 このビデオでは、Altium Designerの隠れた機能と、それらを活用して設計環境をより向上させる方法を紹介します。 Altium Designerの全てのリリースには、設計作業の環境を拡張するため多くの新機能が組み込まれています。これらの主要な新機能の陰に隠れてしまいがちですが、それ以外にもあまり知られていない多くの機能が存在します。このセッションでは、このような機能のいくつかを紹介します。これらの隠れた機能の多くはツールバーからではなく、ホットキー、マウスの右クリック、ユーザー設定から使用します。 以下は、セッションで紹介されたトピックとなります。 蛇行配線長の一致 汎用コンポーネント 3Dの状況で、より的確にコントロールできる新しいホットキー エンベデッドボードアレイ - どのような角度にでも部品を配置 コンポーネントピンによる複数のパッドのマッピング 輪郭の選択 キスト文字列の位置揃え コンポーネントとポリゴンの面積計算 今すぐ Altium Designerの無償評価版をリクエスト して、世界最高のPCB設計ソリューションをお試しください!ご不明な点などございましたら、 お問合せフォーム ビデオを見る Pagination First page « First Previous page ‹‹ ページ17 現在のページ18 ページ19 ページ20 ページ21 ページ22 Next page ›› Last page Last » 他のコンテンツを表示する