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Meet the Speakers Newsletters AltiumLive 2020オンラインサミット 登壇者決定! AltimuLive 2020: オンラインPCBサミットの登録受付が開始されました。今年のサミットは初めてオンラインで開催され、無料でご参加いただけます。皆様と実際にお会いできないのは残念ですが、空き時間、コスト、移動の制約なしに誰でも参加できる形でAltiumLiveを開催できることに大きく期待しております。今年のイベントに参加する講演者とイベントの内容について、以下で紹介します。 すべてのAltiumLiveカンファレンスを支えるのは、弊社が招待する高度な技能を持つ専門家で、それは2020年も同様です。皆様の知識とエンジニアリングに関する技能をさらに豊かなものにできるように、最高の講演者を招待し、一部の方々とはオンラインで話し合えるよう取り計らいました。 「レギュラー」講演者 多くの皆様からのご要望にお応えして、Eric Bogatin博士とRick Hartley氏がプレゼンテーションを行います。 Bogatin氏は、内に秘めたヨーダの本性を開放し、皆様がスカイウォーカーのように「教わったことを捨て去るべき理由」について解説します。氏は、一般に知られている設計手法のうち、数十年前には堅実だったものの、現在の技術では既に時代遅れとなっているものに異議を唱え、これによって多くの一般的な失敗を回避できることを解説します。 この講演に続き、Bogatin氏には調査レポーターという役割を用意し、専門家によるパネルディスカッションのモデレーターを務めていただきます。ディスカッションではEMI、パワーインテグリティ、シグナルインテグリティについて議論します。パネリストとして、Samtec社のIstvan Novak氏、Picotest社のSteve Sandler氏、Keysight Technologies社のHeidi Barnes氏のほか、まだ未定ですがもう1名のゲストが参加する予定です。このパネルディスカッションは、1世紀以上にわたる深い専門的経験と、エンジニアリングに関する豊富な見識を体現したものです。 Rick Hartley氏には、専門的なコンサルタントとして日常的に経験していることについて話していただきます。同氏の講演「コストを考慮した設計」は、設計プロセスで有意義な決定を下し、コストを劇的に削減する助けとなる内容です。Rickは、厳しい予算を大幅に削減するため役立つ、明快で実践的なソリューションをいくつか紹介する予定です。 要望が多かったもう1人の講演者、Jeremy Blum氏は、Shaper Tools社のエンジニアリングディレクターです。ディストリビューターやコンポーネント製造業者と効果的に共同作業を行う方法について、自身の知見を皆様に紹介します。Jeremyは設計エンジニアリングにとどまらず、Shaper社のために全世界のソーシングおよびサプライチェーンパートナーのすべてを管理しています。Shaper社は同氏が設立に協力し、シリコンバレーで成長しているスタートアップ企業です。 各セッションの後で、15分間の質疑応答がライブで行われるため、皆様はこれらの専門家の方々に直接質問し、回答を聞くことができます。
インポータを利用してリファレンスデザインをフル活用 インポータを利用してリファレンスデザインをフル活用 多くの電子部品メーカーが、リファレンスデザインをCADデータで無償提供しています。しかし、これらが基板設計ツールのAltium Designerで作成されているとは限りません。通常、他機種データを利用する場合にはデータの変換にてこずりがちですが、Altium Designerでは内蔵されているインポータの助けにより、労せずこれらを利用する事ができます。 そこで、実際に部品メーカーのホームページにアクセスし、リファレンスデザインがどのような形式で提供されているかを確認し、それらがAltium Designerでどの程度利用できるのかを試してみました。 各社のホームページを覗いてみると、どの部品メーカーもリファレンスデザインの提供には力を入れています。どの部品メーカーを取り上げるべきか悩むところですが、今回は手始めに、Texas Instruments社(以下「TI社」)の製品情報ページを調査しました。 では実際にメーカーの情報ページにアクセスします。 Altium Designer形式のTIDA-00733 無作為に選んだ部品「TIDA-00733」をTI社のホームページから検索し、現れたページを調べました。これは、車載デジタルアンプ用のICです。 このページでは、BXL形式の部品ライブラリ、リファレンスPCBの回路図とPCBのCADデータ、及びGerberデータが提供されています。 まず、部品そのものについては、パッケージの種類ごとにBXL形式の部品ライブラリと3Dモデルが用意されており、Altium Designerですぐに利用する事ができます。 型番 パッケージ | ピン数 CAD ファイル(
BXL形式のライブラリを利用する BXL形式のライブラリを利用する 基板設計CADのAltium Designerではファイルベースとクラウドベースのライブラリが提供されており、膨大な数の回路図シンボルやフットプリントを利用できます。しかし、市場に出回っている全ての部品が網羅されている訳では無く、足りない部品は設計者自身が用意しなくてはなりません。 ライブラリエディタを使えばどのような特殊なものでも作れますが、できれば既存のライブラリを利用して作成の手間を省きたいものです。そこで役立つのが、部品メーカーによるライブラリのサポートです。 多くの部品メーカーでは設計者に対するサポートの一環として、CAD用の部品ライブラリを提供しており、各社のホームページからダウンロードする事ができます。そこで、主要なメーカーのサイトをいくつかあたってみるとそれらは、「BXL」という拡張子を持つファイルで提供されています。 しかし、Altium DesignerではこのBXL形式のファイルを直接、読み込むことはできず、何らかの方法で変換しなくてはなりません。 BXLファイルとUltra Librarian 調べてみると、このBXL形式のファイルはEMA Design Automation社の「Ultra Librarian Viewer」というライブラリビューワで使われているものであることがわかりました。Ultra Librarian Viewerでは、このBXLファイルを読み込み、その内容を表示させるだけでなくAltium Designerを含む各社のライブラリフォーマットで保存できます。要するに、部品メーカーからBXL形式で提供されている部品ライブラリを読み込み、Altium Designerの部品ライブラリに変換する事ができるわけです。 ちなみに、Ultra Librarianのホームページによると、ルネサス、MICROCHIP、ANALOG DEVICES、マキシム、Power
Altium DesignerでPCB設計をコラボ Altium DesignerでPCB設計をコラボ 基板設計ツールのAltium Designerは、統合設計ツールとして、回路図編集やPCBレイアウト等、一連の回路設計プロセスをサポートする多くの機能を備えています。このため、ボードレベルの設計であれば他のツールを使わず、これ一台だけで仕上げてしまう事ができます。 その一方、開発・設計の現場では分業が行われており、回路図を描き終えた後PCBレイアウトを外部に委託するという場合がよくあります。そのような場合、「PCBレイアウトは人に任せるのでPCB機能は要らない」と考えてしまいがちです。 確かに強力なPCB機能を持つAltium Designerは、一人でPCBレイアウまで行うのに最適です。しかし、PCBレイアウトを外部に委託する場合にも、この統合設計ツールは大変役立ちます。 統合設計ツールのアドバンテージ PCBレイアウトを外部に委託する場合にも、Altium DesignerのPCB機能は無駄にはなりません。例えば、サービスビューロがAltium Designerを使っている場合には、次のような利点が得られます。 設計プロセスのどの段階からでも委託する事ができ、ネイティブなフォーマットでデータを共有 回路図からPCB設計を委託するだけでなく、部品の配置やクリチカルな部分の配線を終えた後、それ以降の設計を委託するような事も容易に行えます。 ネイティブな PCB データをフル活用 PCBデータを実装指示書などのさまざまなドキュメントにPCBデータを利用する事ができます。また、製品の改良や他機種の開発にPCBデータを再利用する事ができます。 PCB 設計の委託先に対して、主導権を保つ事が可能 設計済のデザインデータを受け取り、内容へのフルアクセスとメンテナンスが可能になります。この事によって、委託先の選択肢が広がります。また、PCBデザインデータの保管・管理の主体を、外部事業者から社内に移す事によって、機密漏洩やデータ遺失のリスクを低減する事ができます。 設計委託先との情報共有が容易 Altium